トトロになりたい！
ジブリアニメで何が好きかと聞かれたら、迷いますがトトロです。
理屈ではなく、心の深いところで、あの世界が好きなんです。
私は海辺の町で育ちましたが、子どもの頃は、近所の雑木林の中でよく遊んだ。春は母親と山菜摘み、夏は友だちとカブトやクワガタ採りにザリガニ釣り、秋にはドングリを拾ったり、段ボールや板きれで秘密基地を作ったりと、森や林そしてその周囲に広がる水田などは、飽きることのない遊び場でした。
私の心の中の一番なつかしい部分にあのアニメの世界は心地よく触れてくるのでしょうね。
よく、トトロに似ているって言われます。自慢じゃないけど…。私はできればトトロになりたい。意味不明で、ちょっと怖くて、でも優しくて、役立たずで、ゾクゾクするぐらい心惹かれる存在。そして自然に生きてる。
今日はちび太と近所の図書館へ。その隣には神社があって、ちょっとした木立が。落ち葉の積もるベンチの傍らには幾種類かのドングリが転がっています。
小さい子ってどういうわけか、ちゃんと昔から子どもがおもちゃにしてきたものを知っています。
早速、ドングリを拾い集めてうれしそう。
大ぶりでずんぐりとしたクヌギのドングリを指ではさんでコマのように回してやると、目をまん丸くして見ていました。
あ、今、オレ、けっこうトトロになってる！？、と思った瞬間でした。
