列車に乗って

ちび太は保育園に通い始めてから、とたんに電車好きになり、このところ、休みの日には夕方、散歩がてら電車を見に行かないと気が済まないようなのです。

そんなに好きなら、夏休み最後の休日は、電車に思う存分乗せてやろうと、出かけました。暑さもしのげるし、各停で、空いてる区間を行ったり来たりしてやろうという計画です。
駅のホームでは通過電車を見て、大はしゃぎ。で、いよいよ電車が来て乗り込んでみると、物珍しそうに、まわりの様子や、車窓の風景を見て喜んではいますが、思ったほど嬉しそうでもない。

意外に思って考えると、ちび太は電車が走っているのを見るのは好きなのですが、その大好きな「でんた!」(ちび太語)の中に乗っているということは、あまり実感できないのですね。結局、乗り換えの時が一番嬉しそうでした。